彼はある雑誌のインタビューでこう語っています。

  「一番(好きな本)は三浦綾子さんの『塩狩峠』。中学時代に受けた模擬テストに出題されたんです。しかも、主人公が自ら列車に身を投げ、多くの人々を救う、あのクライマックスですよ。作品自体あまり出題向きじゃないんですが、テスト中に読んでボロボロ泣き出しちゃって。あんまり悲しいので机の上にメモしておいて、すぐ本屋に走りました。何度も読み直しましたよ。『道ありき』とか、他の三浦さんの著作も読んで。私自身、別にクリスチャンではなく、聖書も一度読んだものの、よくわからないままなんですが、それでも音楽から何から全てのカルチャーの中で、もっとも強い衝撃を受けたのはこの本なんです」 (『SWITCH』99年11月)